リゾートマンションに投資するなら必読!格安物件に潜むリスクと成功のポイント
リゾートマンションへの投資を成功させるには、リゾートマンションそのものや格安物件についての理解を深めることが大切です。
そこで今回は、リゾートマンションの概要やコンドミニアムとの違い、格安のリゾートマンションに潜むリスクなどについてご紹介します。あわせて、リゾートマンションに投資する際のポイントも解説しているので、ぜひご覧ください。
目次
リゾートマンションとは?コンドミニアムと何が違う?
リゾートマンションとはその名のとおり、リゾート地に建設されたマンションのことです。普段生活をする住居ではなく、避暑や避寒、保養を目的として利用されるケースが多くなっています。また投資に使われることもあり、購入したリゾートマンションを宿泊施設として貸し出すことで収益を得るケースも珍しくありません。
リゾート地に建てられるという特徴から、リゾートマンションの周辺には海をはじめとする自然があったり、スキー場やゴルフ場などの娯楽施設が点在していたりする傾向があります。
この他、リゾートマンションには「一般的なマンションに比べて施設が充実している」という特徴もあります。具体的には、プールや温泉、テニスコート、カラオケなどが備わっていることがあるのです。これらは共用施設であることが多いため、マンションの所有者は自由に使うことができます。
リゾートマンションとコンドミニアムの違い
リゾートマンションと類似する建物に「コンドミニアム」がありますが、これら2つは別物です。
リゾートマンションは上述のとおり、リゾート地に建設されたマンションのことです。
一方でコンドミニアムは、キッチンが備わっていたり冷蔵庫や洗濯機などの家電が揃っていたりと、生活するための設備が整った宿泊施設のことを指します。
コンドミニアムは購入して居住する、または他者に貸し出すことも可能です。ただし、基本的には宿泊施設に分類されるため、リゾートマンションとコンドミニアムには「住居」か「宿泊施設」かの違いがあるといえます。混同しないよう注意しましょう。
リゾートマンションを格安で購入できる!その理由とは
リゾートマンションというと高級なイメージがあるかもしれませんが、中には格安で購入できるリゾートマンションもあります。地域によっては10万円台で購入できることもあるようです。
では、なぜリゾートマンションを格安で購入できるのでしょうか。その理由には、リゾートマンションの多くがバブル期に建てられていることが関係しています。
リゾートマンションが建てられ始めたのは、1970年代後半のこと。その後1980年代後半からバブル期に入ったこともあり、リゾートマンションの人気は右肩上がりとなりました。しかし、バブルが崩壊したことでリゾートマンションの需要は低迷し、結果として価格がどんどん下がっていったのです。
リゾートマンションを所有した場合、利用頻度を問わず維持・管理費を支払う必要があります。そのため、「安価でも良いから手放したい」と考える所有者は珍しくありません。
この点から、今リゾートマンションは格安で購入できるようになっていると考えられます。
格安のリゾートマンションには要注意!投資に潜む3つのリスク
「購入費用をなるべく抑えたいから」と、格安のリゾートマンションの購入を考えている方もいるでしょう。しかし、格安のリゾートマンションへの投資にはリスクも潜んでいます。
1.管理費・修繕費の負担が大きい
上述のとおり、リゾートマンションを所有した場合は利用頻度を問わず維持・管理費を支払う必要があります。これは、リゾートマンションにプールや温泉、テニスコート、カラオケなどの共用施設が多く備わっているからです。年間で数十万円ほどかかるといわれています。
また、バブル期からあるリゾートマンションの場合は建物そのものや設備が劣化し、大規模修繕が必要になることもあるでしょう。
これらの点から、格安のリゾートマンションには「管理費・修繕費の負担が大きい」というリスクがあると考えられます。
2.安定した収益が見込めない可能性がある
リゾートマンションで投資をする場合、格安のリゾートマンションだと安定した収益が見込めないかもしれません。なぜなら、建物そのものや設備の劣化により需要が低くなっている可能性があるからです。宿泊客がいなければ収益は得られないため、投資が失敗に終わる恐れがあります。
また、格安のリゾートマンションの立地によってはリゾート地としての需要が低迷し、観光エリアとしての人気が下がっている可能性もあります。これではランニングコストがかさむだけで、収益を安定的に得ることはできません。
これらの点から、格安のリゾートマンションには「安定した収益を見込めない」というリスクが潜んでいるといえます。
3.売却するのが難しい
リゾートマンションを購入したものの、利用頻度が低かったり投資で思うような収益を得られなかったりした場合は、売却を検討することもあるかもしれません。しかし、格安のリゾートマンションだとスムーズに売却できない可能性があります。その理由は、多くの投資家が上述したようなリスクを把握しているからです。
なかなか売却できないとなると維持・管理費や修繕費を支払い続けなければならず、場合によっては家計に大きな影響を与えかねません。そのため、この点は格安のリゾートマンションに潜む大きなリスクといえます。
これが成功の鍵!リゾートマンションに投資する際のポイント
リゾートマンションに投資する際は、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
未払管理費・修繕計画を確認する
リゾートマンションによっては、管理費が滞納された状態で売られていることもあります。この場合、滞納している分は新たな所有者が引き継ぐことになるので、リゾートマンションを購入する際は未払管理費の有無を必ず確認するようにしましょう。
この他、修繕計画の確認も必須です。計画に沿って修繕が行われているか、また修繕に必要な積立金が確保されているかなどを確認して、自らの負担が大きくならないよう注意しましょう。
中長期的な見通しを立てる
リゾートマンションを購入した後の見通しを立てることも大切です。「宿泊施設として運用した際に、空室が発生して収入を得られない可能性があるが、それでも所有すべきか」と先を中長期的に見据えることで、万が一のリスクに備えた物件選び・リゾートマンション運用ができるでしょう。
売却できる可能性が高い物件を選ぶ
リゾートマンションは、将来的に売却することを踏まえて選ぶのがおすすめです。最初は安定的に運用できていたとしても、想定外の出来事で暗雲が立ち込める可能性はゼロではありません。
手放したいと思ったときスムーズに売却できるようにするためにも、購入価格が多少高くても、公共交通機関が充実していたり、スーパーをはじめとする生活施設が周辺にあったりするリゾートマンションを選ぶようにしましょう。
まとめ
リゾートマンションに投資する場合は、前もってリゾートマンションそのものへの理解を深めることが大切です。この手間が、のちに運用を成功へと導いてくれます。そのため、「不動産投資を検討している」「リゾートマンションの所有に興味がある」という方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
なお、リゾートマンションの投資に関してもし分からないことがあれば、お気軽に穴吹興産株式会社にご相談ください。