不動産投資の頭金について深掘り!金額の目安とメリット・デメリットについて

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

不動産投資には多くの費用がかかります。そのため、物件を購入する際にはローンを組むのが一般的です。

そこで気になるのが「ローンを組むにあたって頭金は必要か? 頭金なしで不動産投資を始めることは可能なのか?」というところではないでしょうか。

そこで今回は、不動産投資の頭金に着目し、必要になるケースや金額の目安、頭金を入れるメリット・デメリットなどをご紹介します。あわせて、不動産投資を始める際の選択肢としての「フルローン」についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

気になる疑問!そもそも不動産投資に頭金は必要?

不動産投資を始めるにあたって、「頭金は必要になるのか?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。結論からいうと、物件をローンで購入する場合は必要になるケースがほとんどです。

金融庁が行った「投資用不動産向け融資に関するアンケート調査結果」によると、115の銀行、305の信用金庫・信用組合のうち、「物件の購入金額の一部を顧客の自己資金で賄わせているか」という問いに「必ず行っている」「概ね2/3以上の案件で行っている」「概ね1/3〜2/3の案件で行っている」と回答したのは、銀行が88%、信用金庫・信用組合が67%でした。

つまり、多くの銀行や信用金庫・信用組合がローンを組むにあたって頭金を求めているということです。この結果から、不動産投資においてローンを組む際は、ほとんどのケースで頭金が必要になるといえるでしょう。

参照:投資用不動産向け融資に関するアンケート調査結果|金融庁

頭金が必要になる2つのケース

では、頭金は具体的にどのようなケースで必要になるのでしょうか。

希望の融資額に満たなかったとき

まず挙げられるのは「希望の融資額に満たなかったとき」です。

ローンを組んだからといって、必ずしも希望の融資額を得られるとは限りません。物件または自分自身の評価が低かった場合は融資額が希望額を下回ることもあり、その場合は足りない分を頭金として自ら用意する必要があります。

融資が引き締まるとき

「融資が引き締まるとき」も頭金が必要になるケースのひとつです。

多くの金融機関は、日本銀行の金融政策などによって融資の難易度を調整します。融資が引き締まっているときは、ローンを組んでも希望の融資額を得られない可能性が高く、その場合は頭金を自己資金で用意しなければなりません。

物件価格の10〜20%!不動産投資の頭金の目安

前提として、不動産投資の頭金を明確に言及することはできません。なぜなら、そのときの経済状況や物件の評価、自分自身の属性などによって頭金の金額は変わるからです。例えば、収益性が高い物件と評価された場合は少額の頭金でローンを受けられることがあり、反対に収益性が低い物件と評価された場合は高額の頭金が必要になることがあります。

このように不動産投資の頭金には幅がありますが、一般的にその目安は「物件価格の10~20%」といわれています。また、「頭金として300万円以上の資金を用意しておくと安全」という考えも定着しています。そのため、もし「不動産投資の頭金としていくら用意すれば良いか分からない」とお困りであれば、上述した目安を参考にしてみると良いでしょう。

確認しておこう!不動産投資で頭金を入れるメリット・デメリット

では、不動産投資でローンを組むにあたって頭金を入れることには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

頭金を入れるメリット

頭金を入れるメリットは以下のとおりです。

ローンの審査に通りやすくなる

ローンを組む際に頭金を入れることは、自己資金があることの証明につながります。金融機関から信用を得やすくなるため、ローンの審査に通りやすくなるでしょう。

ローンの返済額が減る

頭金を入れた場合、金融機関から借り入れる融資額が減ります。これは言い換えれば、ローンの返済額が減るということです。毎月の返済負担が軽減する上に、不動産投資による収益がより多く手元に残るため、この点は立派なメリットといえるでしょう。

金利変動によるリスクを抑えられる

頭金を入れて融資額を減らせば、それだけ元金も少なくなります。金利は元金にかけられるため、頭金を入れて融資額が少なくなれば、仮に金利が上昇しても大きな影響を受けずに済みます。

今後、金利が上昇する可能性はゼロとは言い切れません。そのため、いざというときのリスク対策につながる点は、大きなメリットといえるでしょう。

頭金を入れるデメリット

頭金を入れるデメリットは以下のとおりです。

不動産投資のスタートが遅れる可能性がある

ローンを組む際に頭金を入れるとなると、自己資金を十分に用意しなければなりません。例えば、5,000万円の物件をローンで購入する場合は、頭金として500〜1,000万円の資金が必要です。

もし手元にこれほどの自己資金がない場合は、コツコツと貯めなければならないため、場合によっては不動産投資のスタートが遅れてしまう可能性があります。

レバレッジ効果が弱まる可能性がある

レバレッジ効果とは、少ない資金で不動産投資による効果を高め、多くの収益を得ることです。具体的には、自己資金と借入金(ローン)を併用することで、利回り以上の収益を得ることを指します。

頭金を多く用意した場合、借入金の比率が減るので、レバレッジ効果が弱まってしまいます。その結果、満足な収益を得られなくなる可能性があり、この点はデメリットといえるでしょう。

頭金を入れたくない!そのときは「フルローン」を選ぼう

メリット・デメリットの内容を踏まえて「頭金を入れたくない」とお考えであれば、フルローンを選択するのも一案です。

フルローンとは、物件価格の全額を金融機関から借り入れることです。たとえ自己資金が少なくても不動産投資を始められるため、頭金を入れたくないという方にとくにおすすめです。もちろん、自己資金に余裕がある方の選択肢にもなります。手元に資金を残して不動産運用ができるため、必要に応じてリフォームやリノベーションを行いやすくなるでしょう。

フルローンを受ける条件は「金融機関の審査の通過」です。物件の担保価値や自分自身の評価が低かった場合は、受けられない可能性があります。

また、フルローンの対象となるのは物件価格のみであり、初期費用は含まれません。事務手数料や税金は自ら支払う必要があるため、その点はあらかじめ理解しておきましょう。

まとめ

不動産投資の物件をローンで購入する場合は、頭金が必要になるケースがほとんどです。その金額は明確に言及できず、一般的に「物件価格の10〜20%」が目安といわれています。

不動産投資でローンを組むにあたって頭金を入れることには、「ローンの審査に通りやすくなる」「ローンの返済額が減る」などのメリットがある一方で、「不動産投資のスタートが遅れる可能性がある」「レバレッジ効果が弱まる可能性がある」などのデメリットもあります。そのため、金額はもちろん、メリット・デメリットも考慮して、頭金を入れるか否かを判断しましょう。

なお、不動産投資の頭金について分からないことがあれば、どうぞお気軽に穴吹興産株式会社にご相談ください。分かりやすくご説明いたします。

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE