沖縄に別荘を持ちたい方必見!2024年最新・地域別の特徴や選び方・探し方をご紹介
「沖縄に別荘を持ちたい」と考えていても、「どの地域にある別荘がよいのか」「どのような別荘なら満足しやすいのか」と疑問を抱き、なかなか一歩踏み出せずにいる方もいるでしょう。
そこで今回は、沖縄に別荘を持ちたい方向けに、沖縄に別荘を所有するメリットや沖縄の地域別の特徴、別荘選びのポイントなどについて解説します。あわせて、沖縄の別荘を探す方法もご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。
目次
はじめに確認しておこう!沖縄に別荘を所有するメリット
沖縄に別荘を所有することには、以下のようなメリットがあります。
休日を沖縄で過ごしやすくなる
「休日には、都会の喧騒から離れて地方でゆっくり過ごしたい」とお考えの方もいるでしょう。
しかし、飛行機やホテルを予約する手間がかかる他、長期休暇が重なれば観光客が増加してなかなか予約が取れないかもしれません。この場合、せっかくの休日を満足に過ごせなくなってしまいます。
沖縄に別荘を持てば、ホテルの空室状況を問わず、好きなタイミングで沖縄に行くことができます。
暖かい気候のもとのんびり過ごせるため、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
「平日は都心で働き、休日は沖縄でくつろぐ」、そんな贅沢を楽しめるのが、沖縄に別荘を所有するメリットです。
冬の時期にも利用しやすい
それぞれの都道府県で冬の気温は異なり、一桁になるところもあれば、氷点下にまで下がるところもあります。
その中で沖縄は冬でも比較的暖かいため、快適に過ごすことができます。
参考として、秋と冬の5ヶ月について気象庁の東京と那覇の観測データを比較してみましょう。
一覧のうち、1月と2月は2024年のデータです。10月~12月は2023年のデータとなっています。
1月 | 2月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
東京 | 7.1℃ | 8.0℃ | 18.9℃ | 14.4℃ | 9.4℃ |
沖縄 | 17.9℃ | 19.8℃ | 26.0℃ | 26.6℃ | 19.7℃ |
※1 出典:気象庁「観測開始からの毎月の値 東京 日平均気温の月平均値(℃)」
※2 出典:気象庁「観測開始からの毎月の値 那覇 日平均気温の月平均値(℃)」
ご覧のとおり、沖縄の平均気温は東京の平均気温より約10℃高くなっています。
10月だけは約7度の違いしかありません。
その東京の10月と沖縄の1月・ 2月が近い数値となっていることからも、沖縄の別荘は冬でも利用しやすく、寒さに凍えることなく過ごせると考えられます。
セカンドハウスとしても活用できる
セカンドハウスとは、自宅とは別の「定期的に居住する住まい」のことです。
沖縄に別荘を所有すれば、それをセカンドハウスとして利用することもできるため、「月の半分は東京で過ごし、残り半分は沖縄で過ごす」「リモートワークだからリフレッシュも兼ねて一週間は沖縄で仕事をする」といった一時的な居住がしやすくなります。
長期滞在するにあたってホテルを予約する場合、宿泊費が多くかかります。
その点、沖縄に別荘があれば宿泊費がかからないため、自分が満足するまで住み続けることが可能です。
沖縄のどこにある別荘にする?地域別の特徴を押さえよう
沖縄は、周辺に長く点在する離島(島しょ部)を除いて、中心となる沖縄本島を大きく3つの地域に分けることができます。
もし「どの地域にある別荘がよいのか?」とお悩みなら、まずは南部・中部・北部、それぞれの地域について理解を深めることが大切です。
南部
沖縄県南部は、沖縄の中心地・那覇市を有する地域です。令和4年12月1日の沖縄県による推計人口では、県内最大となる31万人余りの人口を有する県庁所在地の那覇市を筆頭に、約58万9,000人で県全体の約40%が住んでいます。
「オリオンECO美らSUNビーチ」や「美々ビーチいとまん」などのきれいなビーチがある他、世界文化遺産の「斎場御嶽(せーふぁうたき)」、沖縄の歴史を物語る「ひめゆりの塔」などの観光スポットが多く点在しています。
沖縄を代表する建造物のひとつである「守礼門」があるのも南部の那覇市、首里城公園内です。沖縄を訪れる人の多くが足を踏み入れる場所が首里城であり守礼門だといっても過言ではありません。琉球王国だった時代を象徴する荘厳で美しいシンボルに徒歩あるいはバスなどの気軽な交通手段のみでアクセスしやすい点は、南部で別荘を持つメリットといえるでしょう。
昨今、「あざまサンサンビーチ」 がある南城市(なんじょうし)周辺に別荘にもなる一戸建てが増えていることから、空港近くでリゾートライフを楽しみたい方におすすめの地域といえます。
中部
沖縄県中部は、沖縄の文化と海外の文化が混ざり合った異国情緒ただよう地域です。
恩納村(おんなそん)や読谷村(よみたんそん)にはリゾートホテルが立ち並び、年中観光客でにぎわっています。新築・中古の一戸建ても点在しているので、西海岸を一望できる別荘を所有することが可能です。
この他、スーパーやレストランなどが多く点在している北谷町(ちゃたんちょう)にも別荘向けの物件があるので、暮らしやすさを重視する方にもおすすめといえます。
また、車で沖縄北インターから5分のところにある、「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園」(沖縄市知花)は子ども向けの体験やグルメも充実しており、観光スポットとして人気です。
バーベキューや遊泳などが楽しめる北谷町美浜の「北谷公園サンセットビーチ 」など、レジャースポットも多数あり、中部における別荘ライフを彩ってくれるでしょう。
県の推計人口は約64万4,000人で、全体の44%近くがこの中部エリアに住んでいます。もっとも人口が多い都市は、沖縄市で約6万2,000人です。
北部
沖縄県北部は、亜熱帯気候ならではの植物が生い茂る自然豊かな地域です。
自然豊かな北部エリアの人口は多くはありません。推計で約12万9,000人、全体の9%弱が住んでいます。最も人口が多いのは、北部で唯一の市である名護市で、3万人を割っている状況です。
「自然に囲まれた沖縄の別荘でのんびり過ごしたい」という方に、とくにおすすめの地域といえます。
ジンベエザメを飼育する「沖縄美ら海水族館」に、工芸体験や古民家観賞などができるテーマパーク「琉球村」、広大な海の上を走る「古宇利(こうり)大橋」など観光スポットも多いので、別荘でゆったりくつろぎつつも、さまざまなエンターテイメントを楽しめます。
オリオンビールはビール好きの間で知られる定番の銘柄ですが、名護市にある「オリオンビール名護工場」は沖縄県北部を代表するランドマークとまでいわれています。その名も「オリオンハッピーパーク」として、広く工場見学を受け付けており、もちろん試飲も可能です。
さらに、沖縄県北部で最近注目を集めているのが、開業を控える新テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」です。北部の今帰仁村と名護市にまたがる自然体験型の巨大テーマパークで、2025年に開業予定となっています。
ジャングルや海の景観を空から望める気球遊覧、恐竜から逃げるアトラクション、自然のなかのレストランやスパ施設など、観光客の人気を集めそうなコンテンツが盛りだくさんであり、同パーク開業にあわせて周辺の不動産価値が上がる可能性がおおいにあります。
沖縄ならではの特徴を考慮しよう!別荘選びのポイント
別荘と一言でいっても「満足しやすい別荘」と「後悔しやすい別荘」があります。以下で、沖縄におけるそれぞれの別荘の特徴をご紹介するので、別荘選びの参考にしてみてください。
満足しやすい別荘の特徴
「沖縄=海」というイメージから、海岸沿いだったりビーチに近かったりする別荘をお望みの方もいるでしょう。
しかし、海に近い立地だと周囲に生活必需品を購入できる場所がないこともあります。
この場合、例えば別荘をセカンドハウスとして活用し、長期滞在することが困難となります。
そのため、沖縄で別荘を所有するなら、なるべく暮らしやすい地域にある物件を選ぶのがおすすめです。
この点から、満足しやすい別荘の特徴には「近くにスーパーやコンビニ、ドラッグストアがある」「那覇市や浦添市といった中心地にある」などが挙げられます。
後悔しやすい別荘の特徴
沖縄の別荘をロケーション重視で選んでしまうと、上述した「近くにスーパーやコンビニがなく、生活必需品の購入が困難」というデメリットの他、「Wi-Fiがつながりづらい」という影響を受けることがあります。
また、別荘への思い入れが強いあまり外観や内装にこだわりすぎると、いざ売却しようとしたときに買い手がなかなかつかない可能性もあります。
この点から、後悔しやすい別荘の特徴には「自然に囲まれた利便性が低い立地」「こだわりが詰まった物件」などが挙げられます。
沖縄で別荘にしたい物件をタイプ別にチェック
沖縄で別荘として利用できる物件のタイプは、マンションや一戸建てなどさまざまです。
快適な別荘ライフを送ったり、別荘オーナーとして成功したりするためには、複数ある物件のタイプからどれを選ぶかが重要になります。それぞれの特徴をみていきましょう。
マンション
沖縄には一般居住用のマンションだけでなく、別荘としての利用も多いリゾートマンション(一棟のうち一部や、一棟丸ごとなど)も多数あります。
短期で1人またはカップルでの利用がメインの場合、部屋数は少なくてよいでしょう。
ゆったりと過ごせる広めの1LDKや予備の部屋を用意できる2LDKがおすすめです。ファミリーで滞在中のプライバシーも重視したい場合は、3LDK以上という選択肢もあります。
コンシェルジュサービスをはじめトレーニングルームや展望ラウンジ、ゲストルームなどの施設が整ったマンションも多く、ロケーションも含め、別荘ライフを満喫するための希望条件とのマッチ度を考慮した物件探しが可能です。
一戸建て
沖縄で人気の一戸建て別荘の特徴として、広いLDKや部屋数の多さが挙げられます。
30畳・40畳といった広さのLDKなら、大人数でオーシャンビューを楽しんだり、パーティーを開いたりといった楽しみ方ができるでしょう。部屋数が多ければゲストの宿泊にも対応できます。
部屋数が多くなくてもトイレや浴室が複数ある物件が少なくない点も、一戸建て別荘の魅力です。収益物件として考えるなら、外せないポイントといえるでしょう。
もちろん、一般住宅的な間取りの物件もありますので、好みや用途に応じて選べます。
ホテルコンドミニアム
ホテルコンドミニアムは、沖縄の別荘を有意義に使う形として選ばれています。
宿泊用の部屋を提供するホテルと、主に分譲集合住宅を意味するコンドミニアムの融合ともいえるのがホテルコンドミニアムです。
物件にもよりますが、フロントやレストランやエステ、ショップ等ふくむ、その他の充実したホテルの施設やサービスが併設されています。
その建物の一室を自分の別荘として利用しながら、空いている日をホテルの部屋として貸し出すことが可能です。
一般的にホテルコンドミニアムは、建物全体の管理を運営会社が行っているため、メンテナンスなどの手間についても、オーナーはお任せで別荘を所有できます。
また、完全に収益物件として所有することも可能ですが、自分が使わない日にいくらかでもマネタイズできればと考えるオーナーにも適したタイプの別荘です。
別荘地に建てる
沖縄には素晴らしいオーシャンビューを楽しめる立地や閑静な森が広がるエリアなど、自分好みの物件を建築したいオーナー向けの別荘地があります。
一般住宅と同程度の広さから、1,000坪を超える広い土地まで、ニーズ次第で選択可能です。
マンションや既存の一戸建て別荘、ホテルコンドミニアムとは異なり、自分らしさを追求した別荘を建築できます。
▼沖縄での別荘建築については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2024年最新】沖縄の別荘は注文住宅で! 建築デザインにもこだわって
シェア別荘という選択
沖縄で別荘を持ちたい場合、物件を1人で自己所有する方法だけでなく、誰かとシェアするシェア別荘という選択が可能です。
シェア別荘には、単純に複数オーナー間で所有権をシェアする形もあれば、物件のシェアを目的とした法人を共同で設立するケースもあります。
シェア別荘として利用する建物はマンションでも一戸建て別荘でも、ホテルコンドミニアムでも選択可能です。もちろん、別荘地に建築することもできます。
とはいえ、家族間での共有ならまだしも、独自にシェアする相手を探して様々な手続きを行ない、管理することは大変です。もっと簡単に別荘をシェアしたいオーナーには、シェア別荘サービスの利用が有効な選択肢となります。
シェア別荘の開発会社が募集する物件に応募することで、別荘のシェアが実現する仕組みです。
この場合、所有権を持たずに、利用する権利だけをシェアにより取得する事もできます。
利用権のシェアであれば、所有する費用がかからないため、比較的低価格で沖縄の別荘ライフを楽しむことができそうです。ただし、自分だけの別荘ではないため、使いたい日に使えないといったケースが生じるなど、注意点もあります。
▼沖縄での別荘のシェアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
沖縄でシェア別荘を検討中の方は必見! メリット・デメリット、購入する場合との比較も
沖縄で別荘を持つために必要な予算の目安と注意点
沖縄で別荘を持ちたいと思ったとき、まずは必要な予算を知りたいと思うのではないでしょうか。
また、その他の注意点も気になるでしょう。ここでは、沖縄で別荘オーナーになる予算の相場目安と注意点を紹介・解説します。
物件価格
沖縄の別荘を購入する場合、物件価格そのものがいくらになるのかという点について、 2024年最新物件価格の例を不動産情報サイトの数値を参考に紹介します。
(南部地 区マンション)
・2LDK…3,980万円
・3LDK…4,450万円
(南部地 区一戸建て)
・3LDK…2億7,000万円
・3LDK…3,900万円
(南部地 区ホテルコンドミニアム)
・ワンルーム…6,980万円
(中部地区マ ンション)
・2LDK…7,280万円
・3LDK…1億328万円
(中部地 区一戸建て)
・2LDK…7,900万円
・アパート・ホテルタイプ…1億7,000万円
(北部地区 マンション)
・1LDK…3,490万円
・3LDK…5,250万円
(北部地区一 戸建て)
・3LDK…1億2,000万円
・アパート・ホテルタイプ…2億7,500万円
(北部ホテル コンドミニアム)
・1LDK…1億6,400万円
※出典:東急リゾート
https://www.tokyu-resort.co.jp/
マンションタイプの物件にはオーシャンビューが売りとなっている物件が多く、ワイドバルコニー、ペット可の物件もあります。ビルトインガレージ付きの物件や、ホテルとしての営業用物件など、用途別に様々な物件が選べる点が一戸建て別荘の特徴です。ホテルコンドミニアムタイプでは、ベッドルーム、リビング、ダイニングキッチンともゆったりとしたサイズの物件や、フィットネスなどの施設が充実した物件もあります。
※物件価格の差には築年数や立地など様々な要因があり、あくまでも調査時点で売出中となっている物件を参考にしたものです。リアルタイムの情報を知るには、個別に検索したり問い合わせたりする必要があります。
諸費用
沖縄で別荘を購入する場合、不動産売買にかかる費用や取得税などのコスト負担が必要です。
ここでは、購入時や購入後に一般的に発生する諸費用について解説します。
・物件代金…別荘そのものの代金で、一部を手付金として差し入れることが一般的です。
・消費税…不動産売買にも消費税がかかります。
・管理費…一般住宅型の一戸建て別荘の管理を不動産会社や運営会社に任せる場合や、別荘がマンションタイプやホテルコンドミニアムタイプの場合に必要です。
・修繕積立金…主としてマンションやホテルコンドミニアムで必要になります。
・ローン諸費用…ローンを利用する場合の手数料や保証料などです。
・印紙税…課税文書である契約書に収入印紙を貼って消印することにより納税します。
・仲介手数料…不動産会社の媒介による契約時にかかる費用です。
・登記費用…所有権移転登記や所有権保存登記の費用です。
・司法書士報酬…登記などを司法書士に依頼した場合に報酬がかかります。
・保険料…団体信用生命保険や火災保険料などです。
・固定資産税の清算…売主との間で固定資産税の清算を行ないます。
・不動産取得税…別荘を含む不動産を取得するとかかる税金で、税率は土地・建物ともに価格の3%です。
・固定資産税…購入後1月1日時点の所有に対して課税されます。
居住用ではない別荘は原則として住宅ローンが組めない
現金一括での購入ではなく、住宅ローンを利用して別荘を購入しようと考えるケースは少なくないようです。
しかし、住宅ローンは原則として居住用物件(主に暮らすことになる物件)に適用されるものであり、自分や家族が普段は住むことがない別荘は対象とはなりません。
また、住宅ローン控除も居住の用に供していることが条件となっています。
とはいえ、住宅ローンで別荘の購入がまったくできないわけではありません。例外としてセカンドハウスローンがあります。セカンドハウスローンは、通常では住宅ローンを使えない別宅や別荘をローンで買いたいニーズに応えるローンです。ただし、通常の住宅ローンよりも1%~2%程度は利率が高くなる可能性があります。住宅ローン控除などの優遇処置も受けられません。また、投資用物件など他人に貸すための別荘購入でも利用できるかどうかを事前に確認しておく必要がある点に注意しましょう。
▼沖縄で別荘を持つ費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
沖縄の別荘をオーナーとして経営する
沖縄の別荘がリゾート・バケーションを楽しむためのモノであることは間違いないでしょう。
自分や家族がバカンスを利用して非日常をエンジョイする拠点や舞台としてピッタリです。
ただし、沖縄の別荘ライフを楽しむのは、必ずしも自分や家族である必要はありません。別荘経営者として利用者に貸し出し、オーナー生活を楽しむ道もあります。
投資に向かなくても自分用の別荘として使える
沖縄の別荘をオーナーとして経営する場合、本格的な不動産経営者となる必要はありません。もちろん、沖縄に複数の別荘を持ち、個人客へ宿泊施設として提供したり企業の保養所や事業用としても利用してもらったり……など、多角的な運用をおこなってプロの経営者として活躍する選択もありますが、もっと手軽に別荘経営をすることが可能です。
もっとも手軽な方法として、ホテルコンドミニアムがあります。前述したように、ホテル型分譲集合住宅の一室を所有するホテルコンドミニアムは、通常のホテルのような感覚で利用できる別荘です。運営会社にお任せで収益化を期待できます。自分が別荘ライフを楽しみたい時期は自分で利用し、それ以外の日を貸し出せる点が大きなメリットです。
マンションや一戸建て別荘であっても、利用者対応や管理面の課題がクリアできればホテルコンドミニアムと同様に収益を上げられます。沖縄での別荘経営は、うまく回れば利益になり、仮にダメだったとしても本来の自分の別荘としての使いみちがあります。そこで重要となるのが物件選びです。単なる投資用物件としてではなく、自分が別荘として使いたい物件かどうかを十分に検討して選ぶとよいでしょう。
完全に投資だけを目的とする場合は黒字化を考慮した物件選びをする必要があります。しかし、自分も利用する別荘の場合は別です。投資に軸足を置きすぎると、自分で利用するニーズにマッチしない物件を選んでしまうかもしれません。客付きがよければそれでも問題ありませんが、そうでなければ自分も利用せず、別荘を遊ばせてしまうことになりかねないでしょう。
▼沖縄での別荘投資については、こちらの記事で詳しく解説しています。
沖縄リゾート物件の別荘で投資事業も始める! メリット・デメリットを含めて解説
投資に回すなら管理はより重要
沖縄で別荘を投資に回すなら、自己使用の物件として使う場合よりも管理が重要です。
お客に貸す商品となるため、自分なら気にしない程度の不具合であっても、放置するわけにはいかないでしょう。
沖縄はその立地から高湿度になりやすく、カビ対策が欠かせません。
管理を委託する場合は、しっかりとした運営会社・管理会社であるかどうかを見極める必要があります。
担当者にヒアリングしたり、可能であれば実際の管理について確認させてもらったりするとよいでしょう。
▼沖縄の別荘の管理については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▼沖縄の別荘のカビについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
沖縄の別荘はカビが発生しやすい? 対策や注意点、管理のポイントを解説
最後にご紹介!沖縄の別荘を探す3つの方法
沖縄の別荘は、主に以下の3つの方法で探すことができます。
1.Webサイトで探す
沖縄は日本有数のリゾート地であることから、別荘向けの物件を取り扱うWebサイトが多くあります。そのため、仕事や家事の合間などの隙間時間に楽に別荘を探すことができます。
Webサイトの場合、面積や間取り、構造、築年数、土地権利、容積率、周辺の商業施設などを一目で確認できる他、写真を通して外観や室内をチェックすることもできます。
現地へ行かずとも多くの情報を収集できるのは、Webサイトならではのメリットといえるでしょう。
多くのサイトでは、サイト上のフォームから簡単に資料請求が可能です。また、大手が運営するWebサイトなら、質問など各種の問い合わせへの対応のよさも期待できます。
2.沖縄の不動産会社で探す
「現地の人の声も参考にしたい」という場合は、沖縄の不動産会社に足を運ぶのがおすすめです。
「この地域は過ごしやすく地元民にも人気」「ここは塩害による被害が懸念される」など、地元民だからこそ知る情報を収集できるため、物件についての理解をより深めることができます。
ただし、沖縄までの交通費や宿泊費は自己負担になるので、よく考えて行動するようにしましょう。
また、費用面だけでなく航空券や宿泊先といった現地入りの手配などの手間がかかる点、優良物件を見つけるためにはある程度の日数を確保しなければならない点も考慮する必要があります。
さらに、タイミングやスケジュールによっては出直す必要があったり、期待したほどの効果を得られる保証がなかったりする点には注意が必要です。
3.別荘専門サービスの情報で探す
一般的な不動産情報サービスには、別荘として適した物件だけでなく、それ以外の物件も含まれているため、別荘探しの効率という点ではベストといえないかもしれません。そこでおすすめできるのは、別荘ニーズ向けの専門情報サービスの利用です。別荘としておすすめの物件ばかりが揃っていることから、無駄のない別荘探しができます。また、専門性の高さから的確なアドバイスを受けられる点もメリットです。
ただし、地域や時期によっては別荘物件の流通量が少なくなることがあり、他の物件を見てみようと思っても、そもそも取り扱っていないことから選択肢が狭くなる可能性があります。コスト面でも専門性が高い分だけ高くなる可能性がある点には要注意です。
物件を絞れないときは同種の別荘を借りてみる
沖縄で別荘を選ぶといっても、思うように進まないケースはあるでしょう。
不動産という性質上、候補物件を目の前に並べて比較するわけにもいきません。
複数の候補がある場合は、それぞれの情報だけでなく、時間をかけて現地を見て回ることも必要です。
そのうえで地域やタイプ、探し方を参考にしたがどの物件がよいかわからない、絞れないときは気になる別荘と同種の別荘を借りてみる手があります。
もちろん、同じ別荘を借りることができればベストです。
実際に利用することで、カタログスペックや見学だけではわからない部分を確認できます。
そっくり同じではなかったとしても、「なるほど、こういうものなのか」と感覚をつかむことは可能です。
候補に残っている物件そのものであれば、良い点も悪い点もハッキリ見えてくるでしょう。
百聞は一見に如かずといいますが、実際に利用することで一見を上回る効果を見込めます。
手間とコストはかかるものの、別荘選びの失敗を防ぐためには重要なポイントです。
気になる別荘がホテルコンドミニアムや貸別荘などの一時的に賃貸できる物件であれば、必ず利用してから判断することをおすすめします。
まとめ
別荘の購入は、一世一代の買い物といっても過言ではありません。後悔しないためには、現地について詳しくなるのはもちろん、どのような別荘なら満足しやすいかを把握することが大切です。
沖縄は南部・中部・北部の3つの地域に大別でき、それぞれに異なる特徴があります。また、必ずしも海を望める物件がよいとは限らず、暮らしやすさを重視するなら中心地にある別荘を選ぶのがおすすめです。
「沖縄に別荘を持ちたい」とお考えの方は、今回ご紹介した内容をご参考の上、自分にとって満足できる別荘を探してみてください。